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明日、退院します。36日間の入院で、足に教えてもらったこと

Wednesday, September 02, 2026

明日、退院します。娘の20歳の誕生日に間に合った、36日間の全記録|山本由美子

明日、退院します。娘の20歳の誕生日に間に合った、36日間の全記録

山本由美子

明日、退院します。

娘の20歳の誕生日に、間に合いました。

たった50%でも、自分の足で立てる

6月にアメリカで事故にあって、7月末に日本で膝の靭帯再建の手術を受けるために入院。術後すぐは、自分の足に体重がかけられなかった。立てなかった。歩けなかった。もちろん踊れなかった。

それが今、左右それぞれ50%まで、体重がかけられるようになりました。

たった50%なんですけどね。

50%でも、自分の足で立てるって、本当にすごいことなんだって、この36日間で思い知りました。


入院中の、小さな運動の積み重ね

入院中の毎日に、小さな運動が積み重なっていました。

理学療法士さんに毎日ケアを受けて、動かし方を教わりながら、体重をかけられない足の膝のお皿を動かしたり、膝の下にタオルを入れて下に押しつぶすようにして太ももの筋トレをしたり。

それが、少しずつできるようになって、左右50%まで体重がかけられるようになってからは、膝を少しだけ曲げてみたり、前回より少しだけ長くキープしてみたり。

松葉杖を使って一歩、歩くたびに、心の中でこっそり自分の足を褒めるんです。

「いい子だな」
「よくやってくれてる」
「昨日のあなたより、すごく進んだよ」

病室の大部屋では、同室のマダムたちの会話が聞こえてくるので、それを聞いていると、お世話された時に自然に「ありがとう」って言えるというのは素敵だなと思った。感謝って、その人の生き方そのものだ。常々それを重ねてきたかどうかが、こういう時ににじみ出るんだなと思った。

そして、聞こえてくる切羽詰まった「生きるか死ぬか」と言った深刻な話を聞いていると、日頃から健康的な生活を送っていること、運動習慣はすごい大切だなと思った。

日頃の感謝する心とか、運動習慣を持っているということって、こんなにも、自分の身を助けてくれるんだなって感じた。

いつか助けてくれるんじゃない。今この瞬間も、助けてくれている。

私は10代からプロ社交ダンスの選手をやって、30代でベビーダンスを考案して、何かしら休まずに体を動かしてきた。それが、今この病院で、私を救っている。

もしかしたら、私のダンス人生は、この事故を迎えるためにあったのかもしれない。

そう思えるほど、入院中の体の動きそのものが、ダンスの動きだった。


ベビーダンスの動きが、産後の体を守っている

ベビーダンスの動きって、産後の体にどれだけ役立つか。

入院中に、身もってわかりました。

膝をちょっと曲げ伸ばしする。重心を真ん中に戻す。一歩、一歩、確認しながら歩く。

あれは、産後の体や赤ちゃんにちょうどよく楽しいからと作った動きだったけど、まさか自分の入院生活で、これほど頼りになるとは思わなかった。


褒めちぎって育てた、左足

褒めちぎって育てた私の左足。

軸足として片足で頑張ってくれていた右足よりも、足が軽く上がって、キープできる。

いい子に育ってきている。

右足が頑張ってくれていたから、左足を労われる余裕があった。左足を褒めて育てて、退院の日が近づいてきた。

片方だけが頑張るんじゃなくて、互いを支え合う。ダンスも、人生も、きっとそうだ。


父の、2000歩

ちょうど数日。

私の父も同じタイミングで入院して、持病の手術を受けていたんです。

手術の翌々朝、朝ごはんの前に、2000歩歩いた、と連絡が来ました。

父は、数年前に、余命3ヶ月と言われていた人です。

でも父は、独自の運動を編み出していて、それを私が小さい頃から毎日欠かさず続けていた。それが、今日に繋がっている。

余命宣告を覆したのも、手術翌朝に2000歩を踏めたのも、「今この瞬間も動き続ける」という、ただそれだけの積み重ねだったんだと思います。


明日、退院します

明日、退院します。

娘の20歳の誕生日に、間に合いました。

36日間の入院で教えてもらったことを、私はずっと忘れません。

日頃の運動習慣が、あなたの身を助ける日が来る。

それは、いつかじゃなくって、今この瞬間も、です。

今、この投稿を読んでいるあなたも、今日から、ちょっとだけ自分の体を褒めてあげてください。

膝をちょっとだけ曲げる。深呼吸を一回する。暖かいシャワーを浴びながら腕を上に上げる頭に触れる。

小さな「もう一つの運動」でいいんです。

それだけで、あなたの体は、明日、あなたを助けてくれますから。

退院前夜の病室にて
山本由美子
日本ベビーダンス協会 代表・ベビーダンス考案者

こんにちは、
山本由美子です

ベビーダンス考案者

一般社団法人日本ベビーダンス協会 代表理事。ユネスコ国際ダンス会議(CID)公認・小児科医監修のベビーダンスを考案。著書『ママと赤ちゃんの心と体に効くベビーダンス』(PHP研究所)。全国でベビーダンスを届け続けている。


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ユネスコ国際ダンス会議(CID)公認・小児科医監修|ベビーダンス考案者 山本由美子

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